Share

第二章 33  運命の謁見

Penulis: KAZUDONA
last update Terakhir Diperbarui: 2025-12-29 10:32:38

 一週間程経った。漸く完全復活だ。じっと休んでるのも飽きてきたところだし、いい頃合いだ。

 あの黒歴史以降、女性陣が、特にユズリハだけど、どこからか持ってくる女物の服で着せ替え人形だった。もう、ある意味病人なんだし勘弁して欲しい。短いスカートとか、辛過ぎた。俺には生足魅惑のマーメイドは無理だったよ! 隣で歌ってたポンコツ女神をしばいてやりたかったぜ。

 兎に角、今日は漸く王様との謁見だ。アリアは騎士団に稽古を、クレアたっての希望もあり、度々出かけてたけど大丈夫かね? 壊滅してそうだよ騎士団。エリユズコンビもまだ俺が一緒じゃないからギルドには行っておらず、騎士団の相手をしてるとか。でもあの二人、加減できるのかな?

 まあ色々あったけど、やっと元の男性体の姿にも戻れたわけだ、うん、落ち着くなー。今はアリアが謁見前の準備をしている俺のところに来ている。壊れた武器も新調してもらったしね。そして身に着けたバトルドレス。久しぶりだ。しかし……

「何でこれ色が変わったままなんだ?」

 神気を解放したときに変化した、輝く様な真紅に変化したバトルドレス。縁取りやレース部分も白はいいとして金色にも変色してるし、ブーツは白銀のようになっている。インナーは黒っぽいけど、これじゃあ赤の剣使いと色合いが被るなあ。透けてたり露出している部分はないけどさ、肩もショルダーガードがなくなって身軽になっている。

「あのときの神気の影響でしょうねー。でも元の状態より神気が練り込まれて、大幅に性能が上昇してますし、そのままの方がいいですよー」

「でも派手過ぎだろ? もう少し控え目にして欲しいな」

「カーズの神気で変化したんだしー、それがあなた本来の心の色なんでしょうしー、別に気にしなくてもいいかとー。それに認識疎外をかけておけばそこまで目立ちませんよー?」

 あー、新しく覚えてたなそんなの。気配遮断とは少々違う、ぼんやり見えてはいても印象に残りにくくなるっていうスキルだ。なるほど、それならそれを衣服にかけておけばいいか。

「わかった、なら仕方ないしそれでいいや。そろそろ謁見の時間だし、クレアが迎えに来てくれるってさ。アーヤのこともどうにかしないとだけど、何の話なんだろうかね」

「色々と望みの褒美にー、貴族の位は間違いなく与えられるでしょうねー。やっと『ロットカラー』を名乗れますねー」

「まあそれは前に聞
Lanjutkan membaca buku ini secara gratis
Pindai kode untuk mengunduh Aplikasi
Bab Terkunci

Bab terbaru

  • OVERKILL(オーバーキル)~世界が変わろうと巻き込まれ体質は変わらない~   第三章 45  心の在り方

     ……ここは何処だ? 見たこともない景色に、地球よりも遥かに高度な文明。その街が、世界が炎に包まれている。逃げ惑う人々、悲鳴に叫び、銃火器の鳴り響く音。そこかしこで爆発音も聞こえる。人々を襲っているのは……、この高度な文明には似つかわしくない、時代錯誤のような剣や槍を手にした輝く鎧を纏った奴らだ。そして、これは……、地下深くの避難シェルターか? 避難しているのは……、前世の姿の俺とアヤ? いや、似ているが少し違う……。周りに身を寄せ合って震えているのは家族や友人達、その家族か? それに俺達の抱いているのは赤ん坊?! ドゴオオ――――ン!!! シェルターの壁が破壊される。「漸く見つけました。残りの清らかな魂の二人、いや、特異点の……」 これは……、泣いている、……アリアなのか? だが全身血塗れだ、返り血だろうか?「あの二人以外は殲滅かよ……。全く、嫌な仕事だ……」「天界の総意である以上、私達に拒否権はないわ……。二度目とはいえ……。苦痛を感じる前に魂を刈り取るしかない……!」 ルクスにサーシャか? だが何て冷たい目だ……。そして二人もアリア同様夥しい返り血で汚れている。「くそっ……、こんなところまで……。何なんだ、お前らは……?!」 震えている……? それに神の放つ神気による威圧で身動きが取れない。「私達は天界から降臨した神……。欲望に狂った全ての人間達の粛清……、そしてナギストリア、アガーシヤ、あなた方二人の魂の救済に来たのです……」「救済……だと? どういうことだ! 神が直々に人間を殺しておきながら……、何を言っているんだ……?!」「私とナギの二人だけ……? じゃあここに居るみんなは? それにこの子は……?! まだ産まれたばかりなのに……!」「……っ、申し訳ありませんが、例外は認められていないのです……」 涙を流しながら答えるアリア。「悪いな……、そういうことなんだ……」「せめて苦しまないように……、それが私達にできる唯一のこと……」 家族や友人達、その家族が次々と、一瞬の内に命を奪われていく絶望的な光景。悲哀、憤怒、後悔、引き離されまいと足掻く必死の抵抗。神の、人間の、互いの心の痛みが伝わって来る。 何度もフラッシュバックする絶望しかない光景。世界が、この地上が滅びる……。 誰か助けてくれ!! この神の名を語る悪魔共から…

  • OVERKILL(オーバーキル)~世界が変わろうと巻き込まれ体質は変わらない~   第三章 44  神々の熱き闘い・贖罪と裏切り

    「な……っ、私の奥義でも滅却できないなんて……?!」 アリアが驚きと困惑の声を上げる。「フッ、さすがは神の奥義。だが貴様の技はあの腑抜けの記憶から全て知っている。アストラリア、貴様では俺には勝てん! さあ自分の技で自分が吹っ飛べ!!」 傷だらけのまま起き上がり、暗黒剣を頭上高く構えるナギストリア。嘘だろ!?「ジェノサイド・エクスキューション!!!」 黒いレーザーのような剣閃がヤツの大剣から放たれる! マジかよ、アレを撃てるのか?「くっ!」「「避けろ/て! アリア!!!」」 サーシャとルクスの二人が寸前のところで、アリアをその軌道線上から救い出す! ゴオオオオオオオォウッ!!!! 黒い一撃が通り過ぎた跡は、大地が黒く爛れ、腐敗臭がする。負のエネルギーの影響か? その地面を見ているだけで吐き気がしそうだ。「フン、避けたか……。ハア、ハア……大人しく闇に飲まれれば良いものを……」 ナギストリア、かなり消耗しているようだな。これなら勝てるかもしれない。「仕方ねえ、三人同時にいくぜ! 最大出力だ、構えろ!!」「ええ、そうですね……、これで私達の過ちを消し去ることができるのなら」「仕方ないわね、やるしかない!」 三人がそれぞれの神器を構える。「分かたれよ、クローチェ・オブ・リーブラ!」 パキィーン!! アリアの神器が2つに分離し、それぞれの手に握られる。あれは二刀にも変化するのか? ならば二刀流の奥義を使うということか、初めて見る。ならばヤツも知らない技ということになるな……。「いくぞ! 神格を燃やせ、神気を高めろ!!」「「「はああああああああ……!!」」」 三人の神気が高まり、天高く渦巻く! 離れた此方までその余波がビリビリと伝わって来るほどだ。「うぅ……、凄まじい神気だ……。近づくのも危険なくらいに」「うむ、神が三位一体となって放つのだ、小規模ながら宇宙創造のビッグバンにも匹敵するほどの力が生まれる。いくらヤツとて無事では済まん。ゆけ! 我が子達よ、あの悪鬼を消滅させるのだ!!」 大丈夫なのか? 想像もつかないが、エリシオンが崩壊するかもしれないほどの力の高まりを感じる。ダメだ、立っていられない。力なく膝を着く。「喰らえ! 軍神の闘気を! 奥義・エクスプロージオ・カノン

  • OVERKILL(オーバーキル)~世界が変わろうと巻き込まれ体質は変わらない~   第三章 43  凶ツ者<マガツモノ>

     ナギストリア? 誰だよ、俺の元の名を捩ったようなこいつは。「ククク……、漸く自分の肉体を得ることができた。神の秘術を使って俺を転生させてまでその体から取り出すとはな。しかも貴様らはあの時の三人、それに大神までもがガン首揃えるとはありがたい。さあまとめてぶっ潰してくれる!」 背中から巨大な黒い大剣を抜くナギストリア。おいおい、いきなりバトル展開かよ、説明してくれ。「待て、何なんだそいつは? ちゃんと教えてくれよ」「……っ、彼は私達神々が二回目の大虐殺のときに救ったときのあなたです……」 アリアが口を開いた。「ああ、だがまるで感じが違う。あんな物身に着けてはいなかった、何の力も持たない只の人間だったはずだ」 ルクスも知っているのか。だが俺の心の中で語り掛けてきたヤツの証言と一致する。ここが全ての憎悪の始まりとか言ってたしな。「あれが……、遠い過去の俺の姿なのか?」「ええ、その通りよ。彼とあなたの大切な人、今はアヤと名乗ってるのよね、彼女と一緒に救出したときのあなた。でも、まだその時の姿を保っているなんてね……」 サーシャも現場にいたということだな。「だがあの異常な禍々しさは何だと言うのだ? あの時のヤツにあのような力などなかったはずだ……」 ゼニウスは大神だ、さすがに知っているってことか。アリアと話して聞いた限りじゃ、単なる普通の人間だったと言ってたしな。それにしては異常だ、とても人間には見えない禍々しさ。鑑定しても何も視えない。体を乗っ取られた時も俺より遥かに強力な技を放っていたし……、わからないことばかりだ。「やはり神というものは蒙昧だな。貴様らは自分達の行いが全て正しいと思っている。救済だと? 笑わせるな! 俺とアガーシヤを救うと言っておきながら、一緒にいた俺達の家族や友人達までを惨殺したクズ共が何をほざく。それに俺達はあの時言ったはずだ、大切な人達を殺されてまで、貴様らのそのくだらない救済など受けたくないと……。無力な自分に歯ぎしりしながら、泣きながら訴えたはずだ。彼らと一緒に殺してくれとな……。それを……、そして勝手な救済とやらで別世界に飛ばしやがった。そのせいで俺もアガーシヤも余計な苦しみを味わうことになったのだ……、気の遠くなるような年月をな!」 そうか、そういう理由があったのか……。恐らくアガーシヤとはアヤのことだ。ヤツを

  • OVERKILL(オーバーキル)~世界が変わろうと巻き込まれ体質は変わらない~   第三章 42  天界訪問・神々との邂逅

     転移で到着したと同時に、恐る恐る目を開ける。「ここが…、天界…?」 一面の花畑、いや、美しい花々が咲き乱れる世界だ。そしてギリシャ神話に出てくるような建物、上がシンプルな柱はドーリア式、豪華な装飾が付いているのはコリント式、その中間くらいの装飾はイオニア式だったっけ? 実際に見て知ってるのはパルテノン神殿みたいな建築様式くらいだが、そんな豪華な装飾の建物が一つ一つは離れているがどこかしこに建てられている。どこからか琴の音も聞こえてくる。花々にはこれまた見たこともない綺麗な蝶や、羽の生えた小さな妖精達が戯れている。「すごい、なんて美しい……」 陳腐な台詞しか出て来ない。それ程目の前に広がる光景に圧倒された。「ここが神々が済む至上の楽園エリシオン、ですが天上にあるわけではありません。あらゆる世界へと繋がる次元の中心に存在すると言った方がいいでしょうね。さて、物見遊山ではないので早く行きましょう、あそこへ」 アリアが指差した方角の一際小高い丘の上に、一番大きく、豪華な神殿が見える。もう少しこの綺麗な景色を堪能していたいが、仕方ないか。花が咲き誇る中を駆け抜けて、丘の上へと続く階段を昇る。振り返って上から眺める景色もこれまた凄い。何処までも果てのない花の園。あの平原でずっとゴロゴロしていたいと思うという欲望に駆られてしまう。まあ、それはまた次に来れたらでいいか。転移で来れるのなら俺にも来れるかも知れないしな。そうこうしている内に丘の上に到着。 そこには白髪のこれぞ神話の神様って感じのイメージの威厳溢れるムキムキのじいさん。古代の白いギリシャ装束に立派な髭を蓄えた人物が、俺達を待っていたかのように腕を組んで立っていた。見た目はじいさんだが、いかつい。そして全身の筋肉が凄い。ボディビルのポーズ取って欲しい。そしてその立派な髭をわしゃわしゃしたい。「待っておったぞ、アストラリア。そしてお主がカーズじゃな。話はこやつから聞いておる。余は大神ゼニウス、全ての神の親にしてこの天界を治める者だ!」 同時に彼の体から目を開けていられない程の眩しい光が放たれる。後光か? だが眩しすぎて何も見えねえよ。「ゼニウス様、お言葉ですが……。その後光鬱陶しいのでやめてください」 気のせいかな? アリアにツッコミ入れられてる?「ハッハッハ! スマンスマン、久方振りの下界からの

  • OVERKILL(オーバーキル)~世界が変わろうと巻き込まれ体質は変わらない~   第三章 41  邪神の残滓・目覚める憎悪

     誰だ?! 心の中に声が響いて来る。しかも且つての自分自身の声だ。だが、こんなにも悍ましく憎悪に塗れた様な不気味な声、聞いたこともない……。(お前は今、怒りという負の感情に飲まれたのだ)「ぐ……、うっ……、ぐああああああああ!!!!」 何だ? 勝手に魔力が、しかも常闇のような真っ黒な魔力が体から溢れてくる。制御も出来ない。何だってんだ!?「お前は俺にとって一番言ってはならないことを口走ったな……」 誰だ? 誰かが勝手に喋っている。自分の体が言うことを聞かない。(あの雑魚に怒りを感じたのだろう? バカな犬だ、最愛の者を何度も失ってきたお前の心に一番言ってはいけないことを……)「「「それがどうした?!! なんだ?? 怒ったのか邪神殺し!!」」」 やめろ! 余計なことを言うな! コイツは俺じゃない、死ぬぞ!!!「ククク……、やはり死にたいらしいな……。まさか自殺願望者だったとは、なら望みを叶えてやろう」 くそっ! どうなってる!? 誰なんだよ、俺の体を勝手に操っているのは。更に黒い魔力が竜巻の様に吹き荒れていく。「「「な、なんだ……、コイツのこの異常なドス黒い魔力は?! しかも赤だった髪の色まで真っ黒に……。どうなってやがる?!!!」」」 なっ、今の俺はそんな風に見えているのか? くそっ、マジでどうなってるんだ! お前は誰なんだよ?!(お前がこれまで数千年に渡って積み重ねてきた、世界へ対する憎悪とでも言っておいてやろう) なんだと、ふざけるなよ……! 俺にはもはやそんなものはない、それに今の俺には関係ないことだ! 俺の体を返しやがれ!(今のお前は覚えていなくとも、俺はもう長い年月をお前と共に過ごして来たのだ。これまで繰り返してきた輪廻の数、その数え切れない人生の間ずっとな) それは過去の俺だ! 過程はどうあれ今の俺には関係ないだろう。さあ、さっさと俺の体から出て行けよ。さっきからずっと変な感じがしてたのはお前のせいだったんだな。(心配するな、こういう奴らが許せないんだろう? 甘いお前の代わりに、殺さないよう痛めつけておいてやる。お前に本当の力の使い方というものを教えてやろう) やめろ! 話を聞け! もう勝負なんてついてるんだよ!!「さっき流星とか言ったな……? 本当の流星がどんなものか、そしてその星々が砕け散る様を見るがいい。お前の

  • OVERKILL(オーバーキル)~世界が変わろうと巻き込まれ体質は変わらない~   第三章 40  試験最終戦

      やっと来た出番だ。舞台に飛び乗った俺にもありがたいことに声援が飛んでくるんだが……。「あいつが邪神殺しだろ? 女みたいだなー」「それパレードのときにも思った!」「でも途轍もなく美しいわ!」「貴族姓が姫と同じだぞ?!」「ということは……、マジかよー」 などと、まあいらん野次も聞こえてくる。ったく誰だよ……、その呼び名考えた奴は。あのハゲ長男か? 確かに俺の称号にも加わっていたけどさー、まるで俺が悪い奴みたいなんだよな。徐々に大きくなる邪神殺しコール。 いやーこれはマジでやめて欲しい。早速パパさんに役に立ってもらおうか。(義父さん、あの不名誉な二つ名呼びを止めさせてくれよ、声が大きくなる魔法かけるから叫ばなくていいし) 通信・念話のスキルについては、アヤの念話の話をしたときに伝えてある。すぐに返事が返ってきた。(うむ、大切な我が息子の頼みだ。任せておけ!) 舞台からラウダー・ヴォイスをかける。無茶苦茶言わなければいいんだけどなあ。「「「観客諸君、私は国王フィリップだ。カーズはこの国を救ってくれた英雄にして、私の愛する息子も同然! 二度とそのような不名誉な二つ名で呼ぶことは許さん! 応援するのであれば勇敢な彼の名を呼べ! これは王命である! そしてこれは全王国民にもお触れを出す、破ったものは禁固刑は免れぬと思うように!」」」 うん、やっぱやり過ぎ……。それに持ち上げ過ぎだが、御陰で一瞬にしてあの不名誉な二つ名では呼ばれなくなった。変なオッサンなんだけど、国民には慕われてるんだよな。今はカーズコールだ。これはこれでむず痒いんだが、さっきのよりは万倍マシだよ。(ありがとう、義父さん。もう充分だ)(いや何、役に立ったのなら何よりだ。明日にはお触れを出しておくからな)(あ、あー、うん、助かるよ……) そこまでしなくてもいいんだけど。まあとりあえずはOK、逆側からのそのそとザコジャイが上がって来る。こいつにはブーイングが容赦なく飛ぶ。他の悪党どもは壊滅したし、こいつもやられると思ってるんだろうね。相当悪さをしてきたんだろう、もう観衆は敵意丸出しだ。「くそっ、どいつもこいつも使えねえな……」 なんかブツブツと悪態をついてるな…、うむ、こいつに勝手に喋らせておくだけでもへし折れそうだ。頭を使おう。さあ、自分の汚い内面を

Bab Lainnya
Jelajahi dan baca novel bagus secara gratis
Akses gratis ke berbagai novel bagus di aplikasi GoodNovel. Unduh buku yang kamu suka dan baca di mana saja & kapan saja.
Baca buku gratis di Aplikasi
Pindai kode untuk membaca di Aplikasi
DMCA.com Protection Status